【保存版】ABテストとは?成功法則と実施の流れを事例付きで解説

Webサイトの改善の施策として、ABテストを検討している。でも、何からはじめていいかわからない方も多いのではないでしょうか?

コンバージョンを上げるためには、Webサイトの改善が必須です。ABテストによってWebサイトを改善することは、バケツで例えると穴を防ぐ役割があり、広告やSEOで集客したユーザーを逃さないための最も大事な施策です。

本記事では、WebサイトでABテストを実施する際のやり方、成功法則、具体的な施策について事例を交えながら解説します。

ABテストとは??

ABテストとは、Webサイト内で既存のパターンをA、新しいパターンをBとして、サイト訪問者に対して半分ずつ出し分けることで、より良いクリエイティブパターンを見つけるテスト施策のことです。主にCVRの向上を指標とし、より良いCVRの数字が出たのはAorBのどちらのパターンだったか?を検証します。
例えば、1,000人の訪問者に対して500人ずつAとBのパターンを出し分けるようなイメージです。

 

 

また、ABテストは実際のサイト(本番環境といったりします)を変えて期間ごとでテストするのではなく、ツールを利用してあくまで同期間内で出し分けます。その結果、季節等による外部要因を排除することが可能になります。

例えばランドセルのECサイトだと、よく売れる期間(入学前の1~3月など)、売れない期間が出てしまうので、同期間でテストすることが必須です。

ABテストを行うメリット

ABテストを実施することはたくさんのメリットがあります。

コンバージョンの増加に大きな影響を与える

コンバージョン獲得の公式は、訪問者数×CVR(コンバージョンレート)です。
そのため、ABテストでCVRを改善することができれば、訪問者数がそのままでもコンバージョン増加が実現します。

低予算からスタートできる

Webサイトをリニューアルするとなると、大きな予算がかかります。しかも、もしリニューアルしてもCVRが改善しない場合は、何度もリニューアルが必要になってしまいます。一方ABテストではツールを使って実施するため、大きな予算が必要ありません。

勝ちパターンを知った上でリニューアルできる

テストの結果がわかれば、事前に勝ちパターンを知った上でリニューアルができます。そのため、リニューアル後にCVRが下がるような失敗を回避できます。

エンジニアがいなくてもスタートできる

ツールを利用することで、非エンジニアでも実装が可能です。高度なテストになるとソースコードを触る必要がありますが、テキストやカラーの変更、画像の変更などであればエンジニアでなくても実施ができます。

ABテストで必ず抑えるべきルール・条件

ABテストを実施するためには、条件があります。

Webサイトの訪問者数が一定数あること

サイトの訪問数が一定数ないと、テストする意味がありません。例えば、1ヶ月にたった100セッションしかないサイトだと、テスト結果に信憑性が出てないためです。目安としては、1ヶ月に少なくとも1,000セッション以上あることが望ましいです。

テストの条件が統一されていること

テスト条件がバラバラだと、同様に結果に信憑性がなくなります。例えば、一方のパターンはGoogle広告からの訪問がほとんどだったことに対して、もう一方のパターンはFacebook広告経由の訪問がほどんどだった場合、そもそも広告との相性でCVRが変動してしまうためです。

1テストにつき1つの施策を検証すること

よくある間違いで、1つのテストにたくさんの施策を盛り込んでしまうことがあります。ファーストビューのレイアウトも変えて、カラーも変えて、コピーも変える。こうなると、結果が出たときにどの施策が寄与したのかがわからなくなってしまいます。

具体的には、以下のいずれかで施策を立てることおすすめです。

  1. 訴求内容(コピーライティング)のテスト
  2. カラーバリエーションのテスト
  3. レイアウト変更のテスト
  4. その他のテスト

※複数のテストを同時に走らせる多変量テストを使えば、同時検証も可能になりますがここでは割愛します。

ABテストのやり方・実施までの流れ

それでは、ABテストのやり方と実施までの流れについて解説します。

ツールを選定する

まずはABテストツールを選定しておきましょう。様々なABテストツールがありますが、迷った場合は無料で使えるGoogleオプティマイズがおすすめです。

ツール選びに関しては、無料のおすすめABテストツールは?有料ツールと徹底比較の記事でも解説しているので、是非参考にしてみてください。

また、Googleオプティマイズの使い方に関しては、[GoogleOptimize|無料でABテストを始める全使い方を解説!]の記事で詳しく紹介しています。

ABテストのツール選定が終われば、できれば先にAAテストを実施しておきましょう。AAテストを実施することで、ツールそのものの正確性や、テストを実施する際にツールが正常に動作しているかを確認します。AAテストの詳細は、[AAテストって何?ABテストを行う前に必ず実施が必要な理由とは?]の記事を参考にしてください。

目標を明確化する

まずはABテストを実施することによってどの指標を改善したいかを明確にします。
例えば、下記のような指標が目標になります。

  • ランディングページのお問い合わせ完了
  • ECサイトの購入完了
  • 採用サイトの求人応募
  • Webメディアのバナークリック数

対象ページの選定を行う

次に対象ページを決めます。ここがかなり重要で、どのページを施策の対象にするかによって大きく結果が変わってきます。おすすめは、①コンバージョンに近いページ ②離脱が多いページです。
Googleアナリティクスを使って、コンバージョンに近いページや離脱の多いページを分析しておきましょう。

ページ内の課題を抽出する

対象ページが決まった後は、ページ内のどの箇所に課題があるか仮設を立てていきます。最初はヒューリスティック分析のように見ためで感じる課題使ってみて感じる課題からはじめても良いでしょう。

より高度にページ内の課題を見つけたい場合は、ヒートマップツールを使ってページ内の行動(クリックやマウスの動き、注目されているコンテンツ)を明らかにします。また、ユーザーテストを活用して生の声を聞くのもおすすめです。

ヒートマップは有料であれば[Ptengine]、無料の範囲であれば[User heat]がおすすめです。
ユーザーテストは[ポップインサイト]などが有名ですね。どちらも使い勝手が非常によく、とてもおすすめのサービスです。

施策を考えてテストパターンを作成する

課題が決まれば、解決するための施策を考えます。例えばファーストビューのコピーがユーザーの求めている内容とマッチしていないため、Bパターンで新しい訴求のコピーを考えてテストパターンにする、などです。
ここまで決まれば、ツールを使ってテストパターンを作成していきます。

テストを実施するターゲットを決める

テストを配信するターゲットを決めます。例えば、PCユーザーのみ、Google広告経由のみ、指定のパラメータ経由のみ、地域が東京のみ、などセグメントすることが可能です。また、訪問者のうち、何割に対してテストを実施するかを決めることもできます。

テストを開始し、結果を見る

ここまで準備できれば、テストを開始しましょう。こまめにレポートを確認して、判断できる程度の差がついたり、一定期間が経過しても結果が出なかった(CVRに差がつかない)ときは終了しましょう。

“判断できる程度の差”については、統計的有意差で結果を判断します。少なくとも70%以上の確率で最適なパターンが出るまでは勝ち負けを判断するのは早いでしょう。

最適である確率が高く、勝ちパターンと判断できれば、本番環境で勝利した新パターンのクリエイティブを実装していきます。

これまでで、ABテスト実施までの一連の流れを解説しました。このサイクルを定期的に回していくことで、ABテストのPDCAサイクルが実現できます。

ABテストのテストパターン例

ここからはテストパターンの具体例を解説していきます。

訴求内容(コピーライティング)のテスト

ファーストビューの訴求内容を変えたものをBパターンとしてテストしていきます。
例えば、ABテストのコンサルティングサービスのランディングページで考えてみます。

ファーストビューのコピーライティングの既存のAパターンが[コンバージョンが驚くほど増える、Webサイトの改善体験を]だったとします。

ファーストビューコピーのテストパターンの候補は下記のようなコピーです。

  1. 広告費そのままでコンバージョンを1.5倍にするサイト改善サービス
  2. CVR改善成功率がなんと99%のWebサイト改善サービス
  3. 売上増加がとまらない!ABテストでWebサイトをもっと良くしよう!
  4. リピート率80%以上のWebサイト改善代行ソリューション

このように、様々な切り口で訴求内容を変えていきます。

他には、CTAの訴求内容にも適用できるでしょう。
例えば、不動産賃貸サイトで、現在のCTAボタンのコピーライティングの既存のAパターンが[お問い合わせはこちら]だったとします。

CTAコピーのテストパターンの候補は下記のようなコピーです。

  1. 見学予約
  2. 今すぐお問い合わせ
  3. まずは相談する
  4. 空室状況を問い合わせ

カラーバリエーションのテスト

シンプルですが、ボタンやメインカラーのテストを行います。

レイアウト変更のテスト

レイアウト変更には、大きく下記の3つがあげられます。

  • コンテンツの追加
  • コンテンツの削除
  • コンテンツの順番変更

ヒートマップなどで見られているコンテンツ、見られていないコンテンツを把握することができれば、確度の高い施策になるでしょう。

その他のテスト

その他のテストでは、例えばファーストビューの画像イメージの変更などがあげられます。

おすすめの書籍

ABテストを実施するうえで、非常に参考になる書籍を3つ紹介します。

「A/Bテストの教科書
著者:野口 竜司

2万回のA/Bテストからわかった 支持されるWebデザイン事例集
著者:鬼石 真裕 (著), KAIZEN TEAM (著)

「部長、その勘はズレてます! 「A/Bテスト」最強のウェブマーケティングツールで会社の意思決定が変わる」
著者:ダン シロカー (翻訳), ピート クーメン (翻訳), 栗木 さつき (翻訳)

 

まとめ

ABテストについて網羅的にご説明しました。この記事でわかるように、ABテストで成功するには的確な施策をテストするためのノウハウが必須です。

  • ABテストを実施するリソースがない
  • 効果的なABテスト施策をもっと知りたい
  • 他社の成功事例をもっと見たい
  • デザイナーが社内にいない

OsenABなら、これらの悩みを解決できます。広告費そのままでコンバージョンを1.5倍まで増やしたい方は、是非一度導入をご検討してみてください。

           

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