ランディングページ(LP)とは?メリット・デメリットから制作の仕方まで解説

あなたはランディングページやLPと聞いて、何を指しているかすぐに理解できますでしょうか。広義と狭義で意味が異なってくるため、相手が何を言いたいのかきちんと理解しないと認識齟齬が発生してしまいます。今回はランディングページの意味とWebサイトとの違いから、制作するメリット・デメリット、制作する場合の作り方と費用感、デザインを決める際の参考サイト、改善方法まで、ランディングページに必要な情報を網羅的に解説します。

目次

広い意味でのランディングページ(LP)とは

ウェブサイトのなかで最初にアクセスされたページ=広い意味でのランディングページ

ランディングページ(LP)とは、一般的にインターネットユーザーが検索エンジンで表示される検索結果やSNSに貼られているリンクなどの外部からWebサイトを訪れた際、最初にアクセスしたページのことをいいます。

グーグルアナリティクスでの「ランディングページ」の定義

グーグルアナリティクスの分析項目にある「ランディングページ」は広い意味でのランディングページを指しています。
どのページからの流入があるかを分析することによって、そのページの価値を把握し、閲覧したユーザーにより良い情報を提供することができます。

例えば、会社のWebサイトで、サービス説明のページへの流入が一番多いとします。その際、直帰率が高かったり、サイト滞在時間が短かったりすると折角何かしらをきっかけに流入してきてくれたユーザーに対して、価値のある情報を与えることができいないということになります。新規ユーザーや新規顧客を獲得するうえでも、グーグルアナリティクスにおけるランディングページはとても重要な指標となるのです。

ランディングページへ流入する主な経路

ランディングページ(LP)の流入経路として多いのが、検索エンジン・リスティング広告・SNS上でのいいね!やシェア・SNS広告の4つです。他にもメールマガジンを配信していたり、ブックマークにリンクを登録している場合、URLを直接入力してアクセスした場合、他のWebサイトで紹介された場合などが流入経路として考えられます。メールマガジンなどはツールを使えば計測できますが、ブックマークや直接入力の場合はNot Provided(流入元不明)となるため計測ができません。

GoogleやYahoo!からの検索(自然検索)

流入経路として最も多いのが自然検索です。自然検索とは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンを利用して、何かしらのキーワードを検索した際に得られる結果のことをいいます。

結果に表示されるWebサイトを見て、自分が探している内容と合っているサイトを見つけ、アクセスするで流入につながります。「化粧品」というキーワードは月に約16万回検索されるなど、キーワードによって多くの人がその検索結果を閲覧するため、自然検索結果にWebサイトが表示されるということは、新規ユーザーへアプローチするためにとても重要となってきます。

自然検索にWebサイトを表示させる方法として、SEO(Search Engine Optimization)と言われる自然検索対策があります。時間はかかりますが、広告のように費用が掛からないため、ほとんどのWebサイト運営者が実施していると考えられます。

GoogleやYahoo!のリスティング広告

リスティング広告を配信している場合は、広告からの流入も主な経路です。リスティング広告とは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンでキーワードを検索した際、自然検索結果の上部または下部に表示される「PR」とついたWebサイトのことをいいます。

表示させたいキーワードに対して入札を行い、一番高い金額やキーワードのマッチ率などを考慮して表示箇所が決まります。自然検索の結果より上部に表示されれば、その分閲覧率が上がり、流入が増えるため、SEOで上位表示させるより手っ取り早いのが特徴です。
一方で、人気のキーワードは競争相手が多く、その分金額も高くなるため、広告費用に見合う成果が得られるかしっかり判断する必要があります。

FacebookやTwitter等のSNS上でのいいね!やシェア

最近はFacebookやTwitterなどでいいね!やシェアされたリンクからの流入も増えてきました。ほとんどの人が友人やフォローしている人が紹介しているリンクをクリックした経験があるのではないでしょうか。

認知度の高いサイトやニュースメディアなどはSNSからの流入を無視できなくなっており、企業やWebサイト運営者も情報発信とシェアを求めてSNSアカウントを開設し、認知度向上やWebサイトの流入向上を図っていることが多いです。

FacebookやTwitter等のSNS広告

SNS広告はFacebookやTwitterなどのタイムラインに表示されるPR投稿です。フォロー・フォロワー関係なく、ユーザーのタイムラインに投稿を表示させることができます。Facebookでは配信するユーザーの年齢や性別、出身大学、職業、趣味、思想など細かく指定することができるため、ターゲットユーザ層が決まっている場合は非常に有効な広告です。広告にはボタンを設置することができ、アクションの1つにWebサイトへの誘導があります。

狭い意味でのランディングページ(LP)とは

Web業界でよく使われているランディングページの意味とは、ユーザーが広告をクリックした際に表示させるWebページのことを指します。企業の公式Webサイトは、商品・サービスページや会社概要ページなど、複数ページでその企業が何をやっていてどういう会社なのかという内容を伝えています。

一方で、ランディングページはあるキーワードで検索してきたユーザーに対して、その内容に当てはまる情報を1ページで伝えます。

例えば、「化粧品 口コミ」で検索したユーザーが欲しい情報は、口コミで人気の化粧品が欲しいと推測することができます。そのため、通販サイトのトップページに流入させ、ページを回遊させながらユーザーに商品を選択させるより、楽天で人気No.1商品の紹介と購入ができるページを作った方が売上に直結しやすいのです。

狭い意味でのランディングページ(LP)の特徴

特徴①:1ページにすべての情報が詰まっている

ランディングページは流入してきたユーザーに対して、情報を簡潔かつ網羅的に伝える必要があります。そのため、一般的な構成は流入してきたユーザーの目を引くトップコンテンツ、詳細の説明、利用者の声(事例など)、導入までのステップ、Q&A、アクションボタンとなります。
また、予め疑問を持つ部分を把握し情報を埋め込んでおくことが重要となります。

特徴②:1ページで完結できるアクションが含まれている

ランディングページにはお問い合わせや購入ボタンなど、必ず1つの導線が含まれています。例えば、化粧品を買いたいユーザーが、ランディングページへ流入し、商品を知り、購入するまでがランディングページで行ってほしい理想の流れです。リンク先が複数あると回遊してしまい、中々成果に直結しないため、アクションは基本1つが望ましいです。

特徴③:画像やイラストが多い

ランディングページは流入したユーザーが欲しい情報をわかりやすく伝え、感じた疑問を解消させることでアクションへ繋げます。そのため、内容を連想できる画像や映像、イラストや漫画を用いてわかりやすさを工夫しているものが多いです。

特徴④:比較的自由なデザイン

ランディングページは、広告の流入先として利用されるため、SEOを意識しなくて良く、その分デザイン性を高めることができます。

SEOを狙う場合は、検索エンジンに対してサイトを認識させる必要があるため、テキストを多くしたり、見出しタグを使ったりするしなければなりません。一方で、ランディングページはその部分を気にする必要がないため、チラシやリーフレットをデザインするイメージで制作することができます。

特徴⑤:サイトの評価がしやすい

ランディングページは複数ページあるWebサイトと比べてサイトの評価がしやすいのも特徴です。目標となるアクションが1つしかないため、回遊率などを気にする必要がなく、分析する際も、なぜアクションが少ないのかというところを深堀りしていくことが基本となります。

ランディングページ(LP)の目的と役割

ランディングページは売上やユーザー獲得が目的になるケースがほとんどです。

例えばECサイトの場合は、商品に関連するキーワードで広告を出稿し、ランディングページに流入させ、お試しセットや特別価格で購入させることができます。会員サービスの場合は、サービスに関連するキーワードで流入させ、登録ボタンまで誘導させます。このように、ランディングページは流入してきたユーザーを直接ゴール(目標)へ到達させる役割があるのです。

ランディングページ(LP)のメリット

メリット①:多くの新規ユーザーにアプローチできる

ランディングページを使って広告配信することで、幅広いユーザーにアプローチすることができるため、商品やサービスの認知向上に有効です。直接成果が得られなかったとしても、商品・サービス名を伝えることはできていますので、ブランディング目的としても有効な手段といえます。

メリット②:売上に直結できる

ランディングページは何かしらのアクションを目的としているため、売上に直接的な貢献をすることができます。購入ボタンでなくても、問い合わせや資料請求、会員登録など1ページで売上に繋がるアクションをさせることができるのが一番のメリットだといえます。

メリット③:成果の把握が容易

特徴にも記載しましたが、成果の把握が容易なので、改善活動が行いやすいのもメリットです。

Webサイトの場合はアクションまでの行動を分析する際、無数のパターンが存在するため、どこを改善すればよいか判断が難しいです。一方でランディングページは1ページ内のどこで離脱しているのかを分析すればそこを修正すれば良いだけなので、改善活動が迅速にでき、成果に直結する動きをすることができます。

メリット④:ターゲットに合わせて情報発信ができる

ランディングページは配信するキーワードやターゲットを絞ることができるため、そのターゲット層に合わせたデザイン・文言にすることが可能です。

例えば、肌荒れに悩んでいる人に対してアプローチするコンテンツを作成しても肌荒れの原因は様々なので幅広く説明していかなければならず、当てはまらないなと感じたユーザーは離脱してしまうかもしれません。
そこで、思春期にできるニキビに悩んでいる人とターゲットを絞ってランディングページを作ることで、余計な説明を省き、より流入した人の興味を引くことができ、アクションに繋げることができます。

メリット⑤:修正が比較的容易

ランディングページは1ページだけで構成されているため、サイトの修正が行いやすいです。複数ページが存在するWebサイトは、修正する箇所の影響範囲を調査し、修正を行い、テストしたうえで公開しないと意図せぬ不具合が起きる可能性があります。そのため影響範囲が1ページだけのランディングページは修正が容易といえます。

ランディングページ(LP)のデメリット

デメリット①:制作に費用や工数がかかる

新しくWebサイトを制作するため費用や工数がかかることが一番のデメリットとなります。
相手にわかりやすく伝えようとするほど、独自のイラストや漫画、動画などを作る必要があるため、高額になります。また、制作を外注すると1日で出来上がることはほとんどなく、1~2週間、場合によっては1か月かかるケースもあります。

デメリット②:サイトを回遊してもらえない

ランディングページは成果に直結するページにする必要があるため、新規ユーザーにアプローチできても、当てはまらないユーザーは他のコンテンツを見ずに離脱することがほとんどです。
回遊させれば、色んな情報を知ってもらえるかもしれませんが、それではランディングページでの成果が落ちてしまうため、おすすめしません。用途や目的に合わせて制作するサイトを選択しましょう。

デメリット③:単価が高い商品・サービスは1ページで完結できないケースが多い

単価が高い商品やサービスは、ユーザーがすぐにアクションするというよりは、他の商品と比較したり、一定期間考えたうえでアクションに移るケースが多いです。

例えば、家を購入する際、1つのランディングページだけですぐに購入する人はほぼいないかと思います。会社の信頼性や口コミなどの情報を集めてからアクションするケースが多いため、あえて回遊させたり、リマーケティング広告で追跡したりなどの工夫が必要となってきます。

デメリット④:SEOでの上位表示は狙いにくい

ランディングページは画像素材でわかりやすく、インパクトのあるデザインにするため、テキストが少なくなってしまいます。そのため、検索結果で上位表示させることは比較的難しいです。あくまでも広告向けのWebサイトであると割り切りましょう。

デメリット⑤:広告を嫌うユーザーにはアプローチできない

インターネットユーザーの中には広告を嫌う人も存在します。口コミや評判を知りたい人、リマーケティングで追跡されるのが嫌な人など理由は様々ですが、その人たちが間違えて流入してきたらすぐに直帰し、基本コンテンツが読まれることはないです。
広い範囲でユーザーにアプローチしたい場合は、SNSでのシェアや自然検索からの流入が重要となってきます。

ランディングページ(LP)を制作するには

Web制作会社に依頼する

ランディングページ(LP)を制作する際、Web制作会社へ依頼することがほとんどです。自社でWebデザイナーやWebエンジニアが制作しているケースもあります。

ランディングページ(LP)作成の費用感

1ページ15万円~30万円が一般的な制作費用となります。

ランディングページを制作する場合は、まず構成(ワイヤーフレーム)を作成し、その後必要であればイメージ素材を作成します。この時、独自でイラストや漫画を作成する場合は、別途費用が掛かるため、上記金額では収まらないことを留意しておきましょう。モックと言われるイメージ図を作成し、制作側と依頼側の認識があったうえで初めてサイトのコーディングに入っていきます。

基本的に、ランディングページはこの流れに沿って制作するため、依頼する際は工数と費用感を正しく認識しましょう。

無料の作成ツールを使用する

最近はランディングページが無料で作成できるツールが増えてきました。

無料サイト作成のWIXStrikingly、ランディングページ専用の作成ツールであるペライチInstapageなどが有名です。コーディングの知識が無くても直感的に作ることができるため、費用が掛けられない場合やテストマーケティングの段階などで利用されることが多いです。

ランディングページ(LP)のデザインが見られるサイト

サイト①:ランディングページ集めました。

URL:http://lp-web.com/
ランディングページの参考サイトとして最も有名なWebサイトです。カテゴリ別にデザインが見れるので、求めているものが探しやすいです。

サイト②:Web Design Clip

URL:https://lp.webdesignclip.com/
日本のWebサイトデザインを集めたサイトとなります。スマホとPC版それぞれわかれてまとめられていますので、見やすいです。

サイト③:LANDINGPAGE BOOKMARK

URL:http://www.landingpage-link.jp/
ランディングページ激戦カテゴリであるスキンケア・化粧品のデザインをまとめたサイトとなっています。

サイト④:LPアーカイブ

URL:https://rdlp.jp/lp-archive
1万以上のランディングページがまとめられているWebサイトです。色やカテゴリで絞ることができます。

サイト⑤:Land-book

URL:https://land-book.com/
キーワード検索ができる海外ランディングページのデザインをまとめたWebサイトです。

サイト⑥:イケてるランディングページデザイン集めました

URL:http://zero-s.jp/lp-media/
カテゴリ・色だけでなく、かわいい・かっこいいなどのイメージで絞ることができるまとめサイトです。

サイト⑦:One Page Love

URL:https://com/gallery/landing-page
海外の1枚で完結するWebサイトがまとめられています。インスピレーションを感じるだけでなく、テンプレートが購入できたりもします。

サイト⑧:SANKOU!

URL:https://sankoudesign.com/category/lp/
Webデザインをまとめたサイトのランディングページカテゴリです。スクロールしていくと次々とデザインが表示されます。

サイト⑨:I/O3000

URL:https://io3000.com/
ランディングページだけでなく美しいデザインのWebサイトがまとめられています。

サイト⑩:MUUUUU.ORG

URL:http://muuuuu.org/
縦長のWebデザインをまとめたWebサイトです。

制作したランディングページ(LP)を改善する(LPO)

LPOとは

LPOとは、Landing Page Optimizationの略で、ランディングページの最適化のことをいいます。訪れたユーザーがなぜアクションまで至らなかったのかを分析し、原因と改善策を考え、修正していく行為のことです。アクションを増やすためにはLPOがとても重要となってきます。

LP改善のチェックポイント

LPOを実施する際は、まず現状の把握が必要です。どこでユーザーが離脱しているのか把握するため、ヒートマップツールを入れてサイトを分析しましょう。
離脱箇所がわかったら、原因の推測と改善策を考えなければいけません。その際チェックするポイントは、デザイン・テキスト・レイアウトの3つあります。それぞれどこを確認するべきか以下で解説します。

デザイン

離脱している場所のデザインはシンプルでユーザーの興味を引くものになっていますでしょうか?

例えばスマホで見ているユーザーに対して、PC画面用のデザインが圧縮されて表示されると文字が小さく、見にくいため、読む気がなくなります。また、面白いと思って作ったアクションも、実は無駄な動きとなっているケースが多く、見るのが面倒だと感じたユーザーに離脱される可能性があるので注意しましょう。

テキスト

離脱している場所の文言はわかりやすく、簡潔になっていますでしょうか?文章が多すぎるとユーザーが飽きてしまい離脱しているかもしれません。テキストはなるべく共感を得られる文章にするよう心がけましょう。

レイアウト

離脱している場所は前後のコンテンツと調和が取れていますでしょうか?ストーリーの流れがばらばらだとユーザーに違和感を与えてしまいます。一度ユーザーの気持ちでランディングページを閲覧し、どのように感じるか確認してみましょう。

LPOサービス

OsenABはLPOの代行を行っているサービスです。改善率99%の実績もありますので、もし社内にリソースがない場合は一度導入の検討をしてみてはいかがでしょうか?

まとめ:用途に合わせて使い分けよう

ランディングページ(LP)とWebサイトの違いとそれぞれのメリット・デメリットはこの記事で理解していただけたでしょうか。

大事なのはランディングページを作ることではなく、用途に合わせて必要なサイトや作り方を見極め、着手するということです。もし、ランディングページを制作することになった場合は、目的と役割をしっかり理解したうえで、デザイン構成と改善活動を行いましょう。

今からランディングページの制作を始めようと思っている方、発注したいと考えている方にとって良い成果が出せることを願っています。

           

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